多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)PCOS

簡単に説明すると卵巣の周りの“卵巣皮膜”が厚くなり卵子が排卵しづらくなっている状態で
卵巣の中に排卵できない未熟な卵子がたまってしまう状態です。

ホルモンのバランスで考えると
例えば生理3日目の FSH(卵胞刺激ホルモン)が正常値3.01~14.72なのに
LHがFSHよりも高い場合に多嚢胞性卵巣の可能性がありと判断します。

この時に 男性ホルモン(テストステロン)が高値の方も多いようです。
男性ホルモンが高いと多毛や肥満傾向がみられます。

LH(黄体刺激ホルモン)は排卵前の卵子の成長を補佐。また 排卵時期には排卵を促す。
そして排卵後の卵胞に対しては黄体化を促す作用があります。

東洋医学では この卵巣皮膜が固くなるのは血流に関係していると考えます。
西洋医学でいうところの「ドロドロ血」東洋医学では「瘀血」(おけつ)と言います。
この?血が変化して卵巣皮膜を固くしていると考えます。

子宮筋腫なども瘀血が変化したものと考えていいでしょう。

多嚢胞性卵巣症候群は瘀血を取り除く

ですので 血液をサラサラにして瘀血を取り除いてあげることが、多嚢胞性卵巣の対策になると考えます。

正確にいえば多嚢胞性卵巣≠多嚢胞性卵巣症候群になるのですが、多嚢胞性卵巣でも 排卵がされていれば当然、妊娠は可能です。

多嚢胞性卵巣症候群の症状

症候群は以下のような症状がみられます。
・生理不順
・肥満
・不妊
・多毛・にきびなど
・黄体機能不全

多嚢胞性卵巣症候群は、上記のような典型的な症状を示す場合とそうでない場合があります。また、進行性の病気とも言われ、自然治癒することもあります。

多嚢胞性卵巣の対策

クリニックでの主な治療はホルモンを投与して排卵を起こすことになます。根本的な治療は確立されておりません。

当院では 瘀血体質を改善していくこと、自らのホルモンをきっちり生産できるように
自律神経を調整していきます。
自律神経が整えば ホルモンバランスが整い、血流や体液(リンパなど)も改善し血液もサラサラになってきます。
また ストレス軽減などの精神安定の作用もあります。

普段の生活で気をつけていただきたいこと

・血流を保つために身体を冷やさない。
・冷暖房と外気の環境差に対応できるようにする。
・細胞を活性化されるためにも食生活を見直す。
・バランスの良い食事、オメガ3(亜麻仁油・えごま油など)の積極的な摂取。
・きっちりと排泄ができるよう(デドックスのため)胃腸を整える。
・ストレスや生活パターンの改善、十分に睡眠をとる。

食べてはいけない食品

*トランス脂肪酸(マーガリン・ショートニング)
細胞膜を崩します。
*白いお砂糖(グラニュー糖・上白糖・三温糖)
身体の中に入ると酸化して身体を冷やします。
*食品添加物を極力減らす。
コンビニ弁当・ファーストフードのハンバーガーはNG

食べて欲しい食品

*まごはやさしい
ま=豆類、豆腐、納豆
ご=ごま
は=わ・わかめなどの海藻
や=野菜
し=しいたけなどキノコ類
い=芋・サトイモ、山芋

ウォーキングやストレッチなどの軽めの運動も続けてやって下さい。

当院では多嚢胞性と言われた方も 何人も妊娠・出産されています。一度ご相談ください。